第二次産業
第二次産業というのは、過去に地球上に蓄えられた化石エネルギー、あるいは他国の資源を使って物を生産するという労働集約社会時代です。
それが明治100年間ひたすら工業用水、火力発電所、港湾、交通、物流、こういった物を動かす、物を加工する、そのために人間が集まってくるという、二拠点居住戦略。
つくるところはつくるだけ、休むところは休むだけという職住分離型というのが近代都市開発生活であるということで、巨大なベッドタウンと巨大な工場コンビナートをつくって、その間を通勤幹線で結んだ。
通勤幹線、巨大なベッドタウン、巨大な工業コンビナート、工業コンビナートのための巨大な工業用水、あるいは港湾、物流、交通、火力発電、といったものに対して、財政投融資を含めた国家的な投資で国民のコンセンサスを得てつくられ始めた。
これが明治100年までの日本の近代化戦略であったわけです。
ところが今日、そういった基盤整備に関しては、アジアの開発途上国で行われつつある一方、アメリカ、ヨーロッパは、すでに50年前から第二次産業から第三次産業化社会へ入っていたわけです。