都市開発設計 4
最初から東京湾をごみの埋め立て場所に選ばないで、違う方法でやっていくことを決心するかどうか。
あるいはまた東京湾をなぜ確保しなければいけないかということを、もうちょっと計画的に議論することが大事ではないか、と考えるわけです。
その一つの解決策として、基本的にはウォーターフロント、水と陸との接点が非常に大事であって、ごみの問題、埋め立ての問題とはまったく別個に考えることも大事ではないか。
同時に、産業構造の転換の中で、今ある産業、立地している工場、あるいはすでに埋め立てられた2万5000ヘクタール、この土地をもう一回有効に使えないか。
あるいはここに投下された第二次産業社会の火力発電所、工業用水、港湾施軸喋交通貨物の倉庫あるいは貨車、貨物の鉄道、こういったものを第三次産業型に転嫁できないか。
第二次産業型のインフラストラクチャーというのは非常に基盤がしっかりしています。
例えばヨーロッパの場合は、かつての倉庫を利用して産業考古学博物館としたり、レストランや市に改装したりの新しい使い方をすることにより、古い建築がよみがえっています。
そうした利用をしながら、第二次産業のインフラストラクチャーで使えるものを使い、そして新しいインフラストラクチャーをつくっていくのです。
わたしたちは、新しいインフラストラクチャーは何かということをもう一回考えるときが来たのではないかと思います。